神無月好子のダメダメ日本日記

☆あんまりメディアで報道されないけど知ってたほうがいい大事なこと書いちゃいます〜☆
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えんとろぴ〜ぎじろく・星野芳郎先生のお話
えんとろぴ〜って書くと、なんだかカワイイ感じだけれど、調べてもよくわからないような方程式が出てくる・・・


そんなエントロピー学会のシンポジウムに先週の土日に参加して来ました


両日とも1日中だったので全部書くにはかなり長い
なので、ちょっとずつ書いて行こうと思います、また勝手に議事録です


議事録前に、この会の感想ですが
「本当に素晴らしく愛のある学会」でした


世の中に、政治家や企業に都合の良い「研究費をもらえる」研究しかしない人(イコール人間にとって有害な事もねじふせる御用学者)が多い中、先生達は「お金にならなくても筋を通す」方ばかり


当然、嫌がらせにもあう
公害などを研究していると「その研究やめてくれないか?やめたら教授になれるよ」と脅される
脅しに屈しなかったために出世できず助教授よりも上にいけなかったり


それでも皆さん、心を、人の命を大切に思って研究してきてくださった
お話を伺っていて涙が出たりもしました・・・・・


学会に出るような先生ばっかりが集まっている所だったので、わたしはチンプンカンプンだった所も多くあいまいですがお許し下さい


水俣病の事なども多く出てくるので、読んでいただけたらうれしいです



最初は、星野芳郎先生のお話。先生はもう90歳くらいだと思います!!すごいなぁ


先生は、「公害の原点と技術の体系」についてわかりやすくお話して下さいました


でも、図を載せられないので、文章はわかりにくいかも、すみません

****************************

「椅子でも電気でも服でも、ありとあらゆるものは、技術の体系によってできている」


水俣病は、食物循環と工業の発展がからみあった所で起こっている・・・つまり・・・


水俣病というのは、その病原体は有機水銀だが
塩化ビニールの大量生産がその遠因にある
塩化ビニールが大量生産されるようになったのは、鉄管やフィルムや板紙段ボール等の大量消費が急激に増したからだ
プラスチック類の中でも最も安く大量にできるという


それが食物循環に影響を与える事になってしまった
有機水銀の海への漏れが、海にいるプランクトン→えび、小魚→魚→人間へと、食物循環してしまった


循環型社会と政府は言うが、植物循環以外に本当の循環はない
有機農業だって本当の循環は無理


政府は安易にリサイクルを推奨するが、それでは大量生産を増してしまうにすぎない


再生紙一つとっても、元の紙を作るのと同じかそれ以上のプラントを作らなくてはいけないし、輸送や回収にもお金がかかる


植林の量と伐採の量のバランスも考えなくてはいけないのに、それもできていない
植物循環こそが食物連鎖の宝庫なのに


全てのものは、植物の中で生まれ、植物の中で死んで行くのに、、、

***************************

人間は、品物は日常的に手にする事ができるようになったけれど、その代わりに環境の患者を生み出してしまった、それが水俣病だ


生態系には現代科学の方法は、根本的に通用しないのだ


田舎では食物循環しやすい
なのに大都市の人間が必要以上の需要を生み出してしまっている
都市の人間の限りない欲望だ
それは、キリがない・・・満たしているのに「もっと、もっと」と満足しない
そして、それを見て他の人間も「ああなりたい」と思ってしまう
何故憧れてしまうのだろうか

***************************

こういった様々な問題を、一部のヶ所の問題として考えるかもしれない、しかしこれらは連鎖している


まったく関係ないと思えるような事でも実は密かにその一端をになってしまっているのだ


例えば、ボーイング747は垂直尾翼破損のために群馬県山中に墜落したけれど
空港は建設部門、飛行は輸送部門、尾翼の破損は素材生産部門、それを動かすにはエネルギー生産部門、エネルギーのための原料輸入部門、
といったように全てが、労働過程のそれぞれの部門が連鎖する事によって起こっている


つまり、何か一つ重大公害や重大事故があった場合、その直接の部門だけでなく、他の部門の問題でもあると考えていかなくてはならない


公害や事故の直接問題は解決しても、その奥を解決しないといけない
だから「技術の体系」と星野先生は言っている
技術を体系的に捉える事が要求されている・・・しかし、各技術部門を理論的・総合的・体系的に捉えている研究は残念ながら国際的にもほとんど試みられていない
だからこそ文明の崩壊の日は近づいている


いろいろな部門が連鎖しているが、全てのものと連鎖しているものは、「軍事」だ
やはり、軍事は不必要、戦争など起こしてはいけない


大都市の欲望と資源略奪の軍事は、戦後もずっと行われている

***************************

例えば交通機関
雨風をしのぐ事はできないので、無理矢理運転するから、車も鉄道も船も事故ばかり


自転車なら時速20kmだから大した事はないが、スピードがあるものほど事故になる
交通というのは危険なんだ


石炭の炭坑もそうだ
三池炭坑などは、メタンガスがないから爆発しないと言われていたし、全員そう思っていた

しかし、メタンが爆発しなくても炭塵が爆発する、
そう「パンフレットに書いてある」にも関わらず誰も読んでいなくて事故は起こった


このように、人間は常に危険の中で生きている
しかし、嘘の情報がとても多い


人間は
嘘の車(事故るとわかっている)は買わなくても
嘘の情報は買うのだ

***************************

大都市はサラリーマンが多いが
サラリーマンの知識力が低い


例えば石油に関してだが、1970年頃にもうなくなると盛んに言われた
朝日新聞の女性記者大久保さんが、盛大に主張し連載した
「原子力」と「高速増殖炉」推奨した


星野先生は、大久保さんの本は読むなと反対した


仮に石油がなくなっても石炭は21世紀は持つし、天然ガスもある


埋蔵量は予想でしかないから、もしかしたら30年経っても石油はなくならないかもしれない


石油のボーリング探査も空振りが多く、掘っても出てこない所が多い
しかも掘りやすい所から掘っているからよけいだ
それだけの資本の強化ができるのだろうか?


ボーリングは常に1000メートルは掘る、それはすごい技術だ


しかし、電気はなくても生きていけるだろうが、水はなくてはならない


石油の探査よりも、地下水の探査のほうが大切なのに、真剣に水探査をしている政府はどこにもない


実は今、水がやばい


地球には小雨地帯があり、そこでは農業ができないので川から水をひく(用水路)が、随分と世界の用水路が枯れてきている


中国の黄河も、湖かというくらい広かったのに、今は切れ切れになっている、それは農業用水としてポンプで黄河から汲んでいるからだ


アメリカのロッキー山脈東のオガララ淡水層も、戦後はここから水を汲み農業が発展したといってもいいくらいなのに、今では10年も水がひからびている


人間は降水量の事は言うが蒸発量の事は言わない


温暖化よりも、水循環のほうが先にくるかもしれないし、水循環のほうが問題だ


日本の港湾だって例外ではない
白砂青松がなくなってしまって、どこに行っても工業地帯


これでは海藻が茂る事ができず、魚が卵を産めない


ここでも生態系の壊滅がやってくる、魚は海の真ん中にはいない、沿岸にいるのだ


日本の漁民も、飛行機でアメリカに行きそこで漁船に乗っているという人が多いという

*************************

いただいたレジメには、もっとたくさんの事が書かれていたし、先生ももっといろいろな事をおっしゃっていたのだが、速記と知識が追いつかず、このくらいしか学べなかった


けれど、先生が伝えようとしていた事は、伝わって来た


それぞれの専門家がそれぞれの事をやるのでなく
物事は総合的に見なくてはいけない!!
専門を超えよう!


学者の方々にはそうおっしゃっていたが、私には、
もっと心でものを見なさい、
勉強ができるのではなく人間としての頭を良くしなさい
心があればおのずとそれは見えてくるものだ
と言っているように聞こえました
政治問題 | 01:32 | author 神無月好子/かんなづきすきこ | comments(14) | trackbacks(0)
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コメント
実歌さま
コメントどうもありがとうございます☆とってもうれしいです。
また、いろいろと講演などで伺えたこと、書いていきたいと思っています!
これからもよろしくお願いいたします
2008/02/17 2:08 AM by 神無月好子
はじめまして!!読ませていただきました。学生ですがすごく勉強になりました!!よんでよかったです。
2007/12/25 3:41 PM by 実歌
あおやまさま
コメントありがとうございました。
8日に亡くなられていたのですね。
星野先生のご指導を受けた方が
どんどん引き継いで行かれて
たくさんの方にさらに広めていって
いただけたらと願います。
私は非常に微力ですが、がんばります。
朝日新聞にまけません!!
これからもよろしくお願いいたします!
2007/12/06 6:33 PM by 神無月好子
星野芳郎さんは帝京大学や立命館大学にも勤められましたが,それでも基本的には在野の技術評論家でしょう。私は例えば朝日新聞が彼の死亡にあたっての追悼記事を載せなかったのは朝日新聞の見識を疑っていいと思います。
私は長年の朝日新聞の一読者ですが,ちょっとこの点ではがっかりしています。

彼の本はかなり読んでいますが,いつも教えられるところがあり、体制におもねらない自分自身の見解を臆せず述べるところが好きです。最近では「インターネットの虚像」というような現在の若い人が見たら、眼を剥くような批判もあります。また宇宙産業が底の浅いものだというようなところもありました。

もう内容は忘れましたが,「日本の技術者」とか「技術と人間」とかは強い印象を残しました。また「技術の体系」はその一部を大学の講義に使ったこともありました。

最近は彼の著作集のうちで「人間論」と「科学技術評論」を拾い読みしました。また昨年出た「戦争と青春」も昨日拾い読みをしました。これは昨年出たものですが,近年の憲法改悪の動きを危惧したものです。特に若い人にこの危惧感が乏しいことを憂いています。

自分たちも気がつかない内に戦争へと駆り立てられていたとの反省が基盤にあります。
2007/11/30 1:55 AM by あおやま
両国様
コメントどうもありがとうございます。
コメントやトラックバックに変なのが大量にきていて、なかなか処理しきれず大変遅くなってしまいました。年まで明けてしまい申し訳ございません。

星野先生、素晴らしい方でした。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。


やまだおさむ様
コメントありがとうございます!
星野先生、かなりご高齢かと思われますが
お話はとてもしっかりされていて、素晴らしく、いろいろと学ばせていただくことができました。

おすすめの書籍、ぜひ読んでみます、ありがとうございます!
2007/08/11 12:59 AM by 神無月
朝日の女性記者は大熊由紀子さんじゃなかったかと記憶しています。あの原発推進派の、ね。星野先生、帝京をおやめになっても活躍なさっているんですね。「戦争と青春」(影書房)などもお薦めです!
2007/07/13 9:55 AM by やまだおさむ
おっと、リターン押しすぎました。
余計なものは消して下さい。ペコリ
2007/02/22 12:27 AM by 3104
神奈月さんは今はもう精神の核が揺らがない人生を経てるなと、出会ってから思います。自分はぐらぐらなので。。。だからいっぱい勉強させてもらっています!ありがとうございますm(__)m
2007/02/22 12:26 AM by
管理者の承認待ちコメントです。
2007/02/22 12:26 AM by -
管理者の承認待ちコメントです。
2007/02/22 12:25 AM by -
はじめまして。

私は今大学で工学を勉強しています。
大学の図書館で 星野芳郎著「日本の技術者」という本を
はじめの部分だけ読みまして、この本を書いた人はどんな人だろうと
調べて 神無月好子さんのブログを拝見しました。

とても参考になりました。
ありがとうございます。
2006/12/26 12:21 AM by 両国
矢だれ&柏様
はじめまして、コメントありがとうございます!!
星野先生、84歳ですか、ごめんなさい〜〜〜〜
私は録音設備がなく、速記とレジメを参考に書いており、また、星野先生が書いて下さった図も載せられていないため、もっと貴重なお話があるにも関わらず上手く書けていなくてすみません。
でも、本当に素晴らしいお話でした。星野先生のお話を伺う事ができてとてもうれしかったです!!
ブログ、ぜひ拝見させていただきますね!!
2006/12/14 6:19 PM by 神無月好子
矢だれの別名柏と申します。
前のコメントで書き忘れましたので追加のコメントです。
星野さんは1922年生まれの84才です。
私は社会・技術の評論・雑感のブログも書いています。
よろしくお願いいたします。 
2006/12/10 12:21 AM by
はじめまして
遊びがてらに「星野芳郎」で検索して訪問いたしました。
友人から星野さんがエントロピー学会で話したと聞いていましたが、内容は聞きませんでしたので、大変参考になりました。
議事録の文章の量が多いので、後日また訪問させていただきます。
私は星野さんと同じサークルのものです。
私は事務系の人間ですが、食生活のブログを書いていますので、よろしかったら覗いてみてください。
2006/12/10 12:07 AM by 矢だれ
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