神無月好子のダメダメ日本日記

☆あんまりメディアで報道されないけど知ってたほうがいい大事なこと書いちゃいます〜☆
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嫌がらせにあってるわね
核問題とか、政治問題とか書いているからだと思うけれど


コメントとかトラックバックに変な嫌がらせがきてる



わけわかんない人が何個も続いたり
(workで始まる似たような名前の人がいっぱい)



トラックバックの所が????っていうマークの連続で
開いてみるとどれもエロだったり


結局、原発推進派とか、政府側とかどっちかわからないけど
その人達のする事って、こういったくだらない事なんだろうね、レベル低すぎ


そんなんだから、人の気持ちとか、人の命とか
考えられるわけないよね


私程度の、影響力のない人間だから、この程度のブログでの嫌がらせで済んでるだろうけど


福島県知事の佐藤栄佐久さんは辞任に追い込まれたし
プロレスラーの橋本真也さんは突然脳梗塞かなんかで亡くなったって、昨日教えてもらった


原発以外でも、大きな話で言えば
フセインは取引をドルからユーロに変えるというので
ドルが儲からなくなるとアメリカから攻撃された
田中角栄だってロッキード事件起こされて、ケネディだって暗殺された、植草教授も小泉さんに異論を唱えてたよね


悪い人たちは自分にとって困る事があると
抹消、抹殺までしてこようとするんだね


推測の域ではあるかもしれないけれどもね


考え過ぎでもないと思う


インターネットの時代になったから、嫌な目にもあうけれど、逆にこうやってそれをバラす事もできる


たいした事ないから困ってもいないけど


それに全くの誤解にっすぎなかったらごめんだけど


もしものために、書いておくわ〜ん


ちっぽけ弱小の私の身に何かあるとは思えないけれども
こんなくだらない勢力には、みんな加担しないでほしい
核問題においては、反対をしない、つまり賛成をしなくても中立でいるという事は、賛成・加担している事と同じなのだから・・・(by苫米地さん/青森県)
原発問題 | 17:30 | author 神無月好子/かんなづきすきこ | comments(0) | trackbacks(0)
函館と両親と良心
特に、我が地元・北海道の方には、ぜひ知っていただきたい


知ったところで異論を持ってくれてもかまわない、でもまず知ってほしい


地図も含めて、どういう事なのか説明していきたいと思う
(特にそれは後半ね)


「公害」問題である、六ヶ所村再処理工場の放射能汚染について



六ヶ所村の核燃料再処理工場は、原発とは違います


原発は、火力発電所などと同じ様に
核分裂時に発生するものっすごい熱を使って
電気を生み出す所ですが


再処理工場は、電気を生み出しません


では、何をする所かというと
原発で電気を作るのに使われた、使用済みの核燃料
その中からプルトニウムを取り出す所なんです


はっきり言って、「プルトニウム生産工場」です


どんな感じかといえば
使い終わった乾電池をわざわざぶった切って
その中に残ったたった1%のまだ使えるエネルギーを取り出す
というような感じです


たった1%のために、誰もそんな事しませんよね?乾電池なら
だって、ぶった切って1%をたくさん集める方がお金かかるもん
それに、汚れるでしょう?せっかく閉じ込めてあるのに・・・


でも、そのたった1%のために、ものっすごい汚染をしながら
プルトニウムを取り出すのが、再処理なんです


当然、すごいお金がかかります、わざわざやる必要がないくらい
すん〜〜ごいお金がかかります
億単位じゃないです、兆単位です
それは、税金とか電気代から出ています


勝手に再処理っていう名前を都合良くつけやがっただけで
別に世でいうリサイクルのようなものではありません
だって、たった1%だもん、鼻くそでしょ?



そしてそして、このプルトニウム、非常に危険です
角砂糖5個分くらいもあれば、日本人は全員死にます


地球上で最も猛毒だと言われているものです



乾電池をぶった切って、それを溶かすには、何か薬品とか必要だよね、普通じゃどろどろに溶かせないよね



それと同じ様に、プルトニウムを取り出すために
使用済み核燃料をぶった切ったあと
硝酸溶液につけてどろどろに溶かすんですね


そうすると、そのどろどろのものは余るわけです
いらないから


ところが、それがとんでもない放射性物質なわけです


それをガラスと一緒に固めて、何重にも覆うんですけれども
覆っても、そばに20秒もいれば人は死ぬっていうくらい
ものっすごい放射能が強いんです


そんなものがどうなるかっていいますと
地層処分って言って、地下深くに埋めるっていうんですね


でも、1万年とか3万年とか言われてますが
人間がずっと管理して行かなくてはいけないんです


今から1万年前って、何時代でしたっけ??


この1万年間、掘り起こされて見つかったものこそあれど
人間によって管理され続けていたものなんて、あります??


あるわけないんだよね・・・・



さらにさらに、工場を稼動させてしまうと


高さ150メートルの煙突からも、大気へ放射能がまき散らされるし


放射能廃液っていうのが、2日に1回、600トンも海に捨てられるんだよ


わざわざ、その放射能廃液を海に捨てるために、陸から沖合3キロの所まで、海中にパイプを通したんだよね


危険すぎて、岸からすぐには捨てられないからって・・・



海に捨てるなら、薄まるかも、と思うかもしれない


ところがどっこいですよ、海流っていうのがあって
ここら辺の海流は、陸に沿って流れてるんですね


だから、放射能が沿岸にとどまってしまう
もちろん、魚が汚染される
その魚を口にした人間も汚染される


放射能って、目に見えないし臭いもない
それに、最近は、「環境問題」っていう言葉が流行っちゃって
それって、あんまり危機感を感じさせないですよね


でも「公害」って聞いたら、どうですか?
水俣病とか、イタイイタイ病とか
工場が稼動したら、公害が起きます
って言われたら、稼動に反対するよね、当然


「環境を汚染します」って言うから、あんまりみんな実感がわかないのかもね


公害でたくさんの人が苦しんで
だから今の私達は、その多くの方の犠牲と抗議活動のおかげで
公害に苦しまず暮らしていけるようになったのに


どうして同じ過ちを繰り返そうとするのかな?
せっかく良くなってきたのに(患者さんは未だに苦しんでいるけど)
なんで反対もしないで、自ら公害に犯されようとするの?


みんなMか?あたしは不思議だよ、わかんないよ



イギリスには、再処理工場があるんですが、それが、まわりの海をどのくらい汚染しているかというと




こんな具合です


ノルウェーまですっぽりと入ってしまっていますね


このウィーンズケールっていう所とアイルランドの間
セラフィールドの海は、放射能が強すぎて
誰も海水浴できません
子供も海岸で遊ばせる事はできません


青森県六ヶ所村と函館はどんな感じかというと




こんな具合です


イギリスとノルウェーよりも、もっと近いです


ノルウェーサーモンは、かなりヤバいから食べない方がいいようです


私の実家の函館なんて、思いっきり汚染されてしまいます


イギリスの人は、魚をあんまり食べません
築地には全国の魚が集まってくるので、東京の人は選べます


でも、実家の函館の人は、地元で獲れた魚を食べます


イギリス人よりも、何倍も魚を食べます


そして、六ヶ所村での再処理、プルトニウム生産は、イギリスよりも規模が大きいし


イギリスでは廃液を海に流すのに、フィルターを通すなどして少しでも汚染を小さくしようとしているのですが


六ヶ所村の再処理工場では、そんな事はしないというのです


これが、どんな汚染値を意味するのか、みなさん、おわかりいただけると思います



私は、自分の両親が、兄弟が、友達が放射能に汚染された魚を食べるなんて、嫌です、
来年から稼動するかもしれない、、、どうしよう


それに、もし大事故があって、その時の風向きが函館に向かっていたら、、、、と思うと、、、、
チェルノブイリを思い出さずにはいられません


この気持ち、なんて言ったらいいの、もうわかんないよ、表現もできない、、、、


稼動を止める力がない自分が情けないよ、悔しいよ
家族の命の問題なのに



自分の家族の事だけではありません、函館の事だけではありません


実際に再処理工場が建った青森県の人たち
青森県の人達こそ、私なんかよりももっと、深刻だよね
最も近くに暮らしているんだもん
数十年の歴史の中で、漁業権や土地を取り上げられて
反対の声をあげられなかったり


再処理工場どころか、原発もない、しかも青森県と違って、受け入れの交付金も1円ももらっていない岩手県の人
岩手県の三陸の海に向かって海流が流れているので、深刻な被害が予測されています


こんな事を言って、もし稼動を止められなかったら
岩手の、三陸の魚は売れなくなる
でも、こんな事はあってはいけないんだ
そういって、岩手の漁師さんたちは
自ら反対の声を上げています


もう、悲しすぎます
それを食べる人が放射能汚染されないようにと
会った事もない、私達全国民の命のために
自らを犠牲にして、収入激減するかもしれないのに
反対してくれてるんだよ!


漁師が反対しているんです
この問題が本物だ、深刻だというのを物語っています



海流があります
魚は自由に泳ぎます
全国に世界に魚は流通されます
海流により汚染は湘南まで届くと言われています


日本中の人、アジアの人
みんなの事が心配です


だから、私は、来年稼動するのを絶対に阻止します!!


青森に大間原発というのが建設予定されていますが
それはプルトニウムを使ったMOX燃料の
プルサーマルという原発です
(今運転中の原発はウラン利用です)
函館とは、18キロしか離れていませんし
那須火山帯の活断層の上にあります
地震がきたら大変です
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000612080002


これも、絶対に阻止します!!


子供がストーブ触って火傷しそうだったら、
知らない子でも、みんな「危ない」って助けるでしょう?


それと、同じだと思う


苦しむのは知らない人かもしれないけど
でも危ないんだから、助けませんか?


稼動が止められれば、そんな事にならなくて済むんです!!!
安心して、魚もお寿司も、食べられるよ!


工場を解体するのに19兆円かかるんだって
その解体作業という雇用が生まれるかもしれない


自然エネルギーを本当に普及させようとしていけば
それでも相当な雇用が生まれるはず


苦しくたって、命が残っていれば、やり直しはききます
でも、命がなくなってしまったら、もう何にもできません


命がなくなるなら、まだかえって楽かもしれません、本人は
でも、病気になったら苦しいだけです、自分も、周りも


命を大切にして、考えていきませんか
原発問題 | 17:15 | author 神無月好子/かんなづきすきこ | comments(1) | trackbacks(0)
えんとろぴ〜ぎじろく・星野芳郎先生のお話
えんとろぴ〜って書くと、なんだかカワイイ感じだけれど、調べてもよくわからないような方程式が出てくる・・・


そんなエントロピー学会のシンポジウムに先週の土日に参加して来ました


両日とも1日中だったので全部書くにはかなり長い
なので、ちょっとずつ書いて行こうと思います、また勝手に議事録です


議事録前に、この会の感想ですが
「本当に素晴らしく愛のある学会」でした


世の中に、政治家や企業に都合の良い「研究費をもらえる」研究しかしない人(イコール人間にとって有害な事もねじふせる御用学者)が多い中、先生達は「お金にならなくても筋を通す」方ばかり


当然、嫌がらせにもあう
公害などを研究していると「その研究やめてくれないか?やめたら教授になれるよ」と脅される
脅しに屈しなかったために出世できず助教授よりも上にいけなかったり


それでも皆さん、心を、人の命を大切に思って研究してきてくださった
お話を伺っていて涙が出たりもしました・・・・・


学会に出るような先生ばっかりが集まっている所だったので、わたしはチンプンカンプンだった所も多くあいまいですがお許し下さい


水俣病の事なども多く出てくるので、読んでいただけたらうれしいです



最初は、星野芳郎先生のお話。先生はもう90歳くらいだと思います!!すごいなぁ


先生は、「公害の原点と技術の体系」についてわかりやすくお話して下さいました


でも、図を載せられないので、文章はわかりにくいかも、すみません

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「椅子でも電気でも服でも、ありとあらゆるものは、技術の体系によってできている」


水俣病は、食物循環と工業の発展がからみあった所で起こっている・・・つまり・・・


水俣病というのは、その病原体は有機水銀だが
塩化ビニールの大量生産がその遠因にある
塩化ビニールが大量生産されるようになったのは、鉄管やフィルムや板紙段ボール等の大量消費が急激に増したからだ
プラスチック類の中でも最も安く大量にできるという


それが食物循環に影響を与える事になってしまった
有機水銀の海への漏れが、海にいるプランクトン→えび、小魚→魚→人間へと、食物循環してしまった


循環型社会と政府は言うが、植物循環以外に本当の循環はない
有機農業だって本当の循環は無理


政府は安易にリサイクルを推奨するが、それでは大量生産を増してしまうにすぎない


再生紙一つとっても、元の紙を作るのと同じかそれ以上のプラントを作らなくてはいけないし、輸送や回収にもお金がかかる


植林の量と伐採の量のバランスも考えなくてはいけないのに、それもできていない
植物循環こそが食物連鎖の宝庫なのに


全てのものは、植物の中で生まれ、植物の中で死んで行くのに、、、

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人間は、品物は日常的に手にする事ができるようになったけれど、その代わりに環境の患者を生み出してしまった、それが水俣病だ


生態系には現代科学の方法は、根本的に通用しないのだ


田舎では食物循環しやすい
なのに大都市の人間が必要以上の需要を生み出してしまっている
都市の人間の限りない欲望だ
それは、キリがない・・・満たしているのに「もっと、もっと」と満足しない
そして、それを見て他の人間も「ああなりたい」と思ってしまう
何故憧れてしまうのだろうか

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こういった様々な問題を、一部のヶ所の問題として考えるかもしれない、しかしこれらは連鎖している


まったく関係ないと思えるような事でも実は密かにその一端をになってしまっているのだ


例えば、ボーイング747は垂直尾翼破損のために群馬県山中に墜落したけれど
空港は建設部門、飛行は輸送部門、尾翼の破損は素材生産部門、それを動かすにはエネルギー生産部門、エネルギーのための原料輸入部門、
といったように全てが、労働過程のそれぞれの部門が連鎖する事によって起こっている


つまり、何か一つ重大公害や重大事故があった場合、その直接の部門だけでなく、他の部門の問題でもあると考えていかなくてはならない


公害や事故の直接問題は解決しても、その奥を解決しないといけない
だから「技術の体系」と星野先生は言っている
技術を体系的に捉える事が要求されている・・・しかし、各技術部門を理論的・総合的・体系的に捉えている研究は残念ながら国際的にもほとんど試みられていない
だからこそ文明の崩壊の日は近づいている


いろいろな部門が連鎖しているが、全てのものと連鎖しているものは、「軍事」だ
やはり、軍事は不必要、戦争など起こしてはいけない


大都市の欲望と資源略奪の軍事は、戦後もずっと行われている

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例えば交通機関
雨風をしのぐ事はできないので、無理矢理運転するから、車も鉄道も船も事故ばかり


自転車なら時速20kmだから大した事はないが、スピードがあるものほど事故になる
交通というのは危険なんだ


石炭の炭坑もそうだ
三池炭坑などは、メタンガスがないから爆発しないと言われていたし、全員そう思っていた

しかし、メタンが爆発しなくても炭塵が爆発する、
そう「パンフレットに書いてある」にも関わらず誰も読んでいなくて事故は起こった


このように、人間は常に危険の中で生きている
しかし、嘘の情報がとても多い


人間は
嘘の車(事故るとわかっている)は買わなくても
嘘の情報は買うのだ

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大都市はサラリーマンが多いが
サラリーマンの知識力が低い


例えば石油に関してだが、1970年頃にもうなくなると盛んに言われた
朝日新聞の女性記者大久保さんが、盛大に主張し連載した
「原子力」と「高速増殖炉」推奨した


星野先生は、大久保さんの本は読むなと反対した


仮に石油がなくなっても石炭は21世紀は持つし、天然ガスもある


埋蔵量は予想でしかないから、もしかしたら30年経っても石油はなくならないかもしれない


石油のボーリング探査も空振りが多く、掘っても出てこない所が多い
しかも掘りやすい所から掘っているからよけいだ
それだけの資本の強化ができるのだろうか?


ボーリングは常に1000メートルは掘る、それはすごい技術だ


しかし、電気はなくても生きていけるだろうが、水はなくてはならない


石油の探査よりも、地下水の探査のほうが大切なのに、真剣に水探査をしている政府はどこにもない


実は今、水がやばい


地球には小雨地帯があり、そこでは農業ができないので川から水をひく(用水路)が、随分と世界の用水路が枯れてきている


中国の黄河も、湖かというくらい広かったのに、今は切れ切れになっている、それは農業用水としてポンプで黄河から汲んでいるからだ


アメリカのロッキー山脈東のオガララ淡水層も、戦後はここから水を汲み農業が発展したといってもいいくらいなのに、今では10年も水がひからびている


人間は降水量の事は言うが蒸発量の事は言わない


温暖化よりも、水循環のほうが先にくるかもしれないし、水循環のほうが問題だ


日本の港湾だって例外ではない
白砂青松がなくなってしまって、どこに行っても工業地帯


これでは海藻が茂る事ができず、魚が卵を産めない


ここでも生態系の壊滅がやってくる、魚は海の真ん中にはいない、沿岸にいるのだ


日本の漁民も、飛行機でアメリカに行きそこで漁船に乗っているという人が多いという

*************************

いただいたレジメには、もっとたくさんの事が書かれていたし、先生ももっといろいろな事をおっしゃっていたのだが、速記と知識が追いつかず、このくらいしか学べなかった


けれど、先生が伝えようとしていた事は、伝わって来た


それぞれの専門家がそれぞれの事をやるのでなく
物事は総合的に見なくてはいけない!!
専門を超えよう!


学者の方々にはそうおっしゃっていたが、私には、
もっと心でものを見なさい、
勉強ができるのではなく人間としての頭を良くしなさい
心があればおのずとそれは見えてくるものだ
と言っているように聞こえました
政治問題 | 01:32 | author 神無月好子/かんなづきすきこ | comments(14) | trackbacks(0)
えんとろぴ〜ぎじろく・アイリーンスミスさんのお話
え〜、またまた議事録ですが、写真家の故ユージーン・スミスさんの奥様、アイリーン・スミスさんの「水俣病との出会い」というお話の事を書きたいと思います


今回のは、わかりやすいし、すごく大事なメッセージがたくさんつまっています


すごく綺麗で聡明な方で、後でもう50歳半ばと知り、びっくりしました!!


そんなアイリーンさんが水俣病事件と出逢ったのは1971年9月、
ニューヨークに住んでいた時に知り、夫のユージーンさんと共に「写真を撮りに行こう!」と即決で決めたのだそうで、それ以降1974年10月までの3年間、患者さんの家にお世話になりながら写真を撮り続けたそうです


その患者さんの家には、生きていればその当時のアイリーンさんと同じ20歳くらいの年頃であったはずの娘さんがいたそうで、8歳の頃に水俣病でなくなったのだそうです


当然そのご夫婦も水俣病を煩っていたので、お金をかけて娘さんをきちんとお墓に入れてあげられなかったそうです
なので、アイリーンさんは娘さんが眠っている簡易墓を掘り起こすのを手伝い、手厚く葬ったのですが、あまりにも粗末で木も腐ってきた棺から小さな小さな子供の骨が出て来た時に流した涙の事は、一生忘れられないと、その日も涙ぐみながら語って下さいました


チッソという会社が塩化ビニールを大量生産するために水銀を海中に漏らしていた事から魚が汚染され、その魚を食べた人間が奇形や障害を持ってしまう事になった水俣病


今年で50年経ったこの事件ですが、終わったなどとはとんでもない、まさにこれからなのです


患者さんがどんな目にあってしまったのかは、テレビの映像や教科書などで皆さんご存知ですよね、そしてその恐ろしさも当然理解されている事と思います


そこで恐ろしいのは、あんなに酷い被害を出したにも関わらず、水俣湾はこの50年間、漁獲禁止されていないのです・・・


最初の18年間は全くせず!!1974年10月〜1997年10月までは「行った」と言われていますが、一応仕切網はあるものの、開けっ放し・・・
水俣湾から不知火海へ、魚は自由に行き来していたそうです
これはアイリーンさんが実際に海に潜り自分の目で確認したそうです


不知火海での漁獲禁止は一度もされていないそうです、当然、不知火海でも水俣病の汚染は広まりました


1957年の時点ですでに魚が水俣病の原因であるという事は異論はなかったのに、「全ての魚に毒が入っていると証明できない」という、さも「法律ではそれはできなかったから仕方ない」というような理由を挙げているそうですが、バカじゃないか?としか思えません


食中毒と同じ様に、販売停止や業務停止をすれば良かっただけの事、それを「食品衛生法は適用できませんでした」なんて・・・


障害を持ってしまった患者さんに、どういう顔を向けるのでしょうか、狂ってる!


そして更に驚く事に、水俣病事件では50年経った今でも、行政が水銀の汚染にさらされた住民の健康調査を一度も行っていない!!というのです


正確な病像を把握するのを阻害して、御用学者の方が都合のいい認定業務をしやすくし、悪用してきたのです!

住民は1959年、無理矢理、見舞金契約というのをさせられたそうです
当然住民はその事で裁判を起こしました、そして1973年3月20日、熊本地裁が住民勝訴の判決を下しました


チッソという会社は
「道徳的責任はあるが法的責任はない」とまで言い放ったそうですが、裁判で負けました


「新認定患者」となった人達も、なんとかチッソとの間に保証協定を結ぶ事ができました
それも、最初はチッソが「あなたたちは今までの患者とは違う新認定患者だから」と、保証しないと言ってきたので、患者さん達が頑張って本社に乗り込み交渉し続けた故の結果です


この時アイリーンさんは、いろいろな人が一緒になって取り組めば、正義が勝利の日の目を見る事もできるのだ、と教わったのだと言います、そしてその心の灯りは一生消える事はない宝物だと・・・


でも、こういった努力も本当に大変だったようで、夫のユージーンさんはチッソの御用組合の人達に暴行され負傷し入院までしたのだと言います


アイリーンさんは言いました
こうやって水俣病の患者さんや、全国各地の公害被害者の方々が頑張ったからこそ、環境の法律が1970年代に厳しくなり、そのおかげで日本国内の環境汚染が減ったのだと


今の私達若い世代の人の体内にある有害物質が、ある量よりも少なくて済んだのは、公害患者の方々が闘ってくれたからなのです!


私達は、「世の中おかしいものはおかしい」とはっきりと言って来た人達からの、総合的な恩恵を知らず知らずのうちに受けているのです!!


その頑張って下さった方々に敬意を表す意味でも、今の恵みを大切にしなくてはいけない、これ以上汚してはいけない
だから、今起こっている事にもおかしいと思うなら、「おかしい!」と頑張って言っていきたいものだと・・・

************************

今でも、世界各地でよりよい社会を作る為に、多くの人が闘っています!
意思表示をするだけで牢屋に放り込まれたり、「消されたり」、弾圧を受ける社会に住んでいる人もいます


日本は、条件的にまだ恵まれています
だから、日本では精一杯がんばらなくてはいけないと思うのです


「一応がんばりました、一応意思表示をしました」というのは、命がけで頑張ってくれた方々に失礼です


特に戦後生まれの方は、その当時知らず知らずに使っていたプラスチック製品、その便利さと安さの代償を水俣病の患者さんたちが今日もその体で支払わされているからです
「とっくに使い終わっている商品」のために・・・


何が「便利」なのでしょうか?ちっとも「便利」じゃないですよね


**************************

公害や環境破壊は大昔から続いている人間の「不公平」の現代版だと思う


奴隷も植民地もそうだ、今でもそういった不公平を繰り返し続けている


チッソという会社は水俣病で公害を起こし、それで人間を殺し、病気にして、
営業でもうけたお金は首都圏へ持って行き、千葉に「五井工場」まで建てた
まさに不知火海の魚・人間の命で建てたものと言えます


恐いのは、その工場や工場で生み出される商品を見た所で、そんな命の上に成り立っていると言うのが、特段見えない、という事です


現在でも、世界銀行や国際通貨基金などがどれだけ酷い搾取をして発展途上国を苦しめていても、その会社名やビルを見た所で、命が見えてくるわけではありません


けれども、それらによって確実に苦しめられ命を奪われた人間(動物、自然も)はいるのです


アイリーンさんが水俣病と出逢って最も学んだ重たい事実は
「自分はいつでも水俣病問題から逃げらる立場の人間だ。けれども患者さんは逃げられない」という事


「あなたが子の5年間水俣病だったので、次の5年間は私がなります」という事はできません


たしかに、現地の人間でもないし、水俣病に直接関わった人ではないかもしれないが、
「自分にとって一番大切な命はお国などにまかせられない!」という精神を持って、自分達で命の大切さを肌で感じ取り、何が間違っているのかを鋭く見極められる、水俣病患者さんのような感覚はずっと必要な事だと思う


アイリーンさんは、科学は愛だ、という事を水俣で学んだと言います
愛で初めて物事が見えてくる、と・・・


机の上でデータをいじっただけではわからない!求め、肌で触れた体験でようやく何かがわかってくる


誰から何を学ぶのか、それは「専門」という所からとは限らないのだ、
という事を、水俣の患者さんから教えられたと言います

***************************

私達は、「一応頑張る」のではなく、やはり実りを生み出す事が大切、成功しなければならない


だって、命に関わるのですから


しかし、結果を出す事に目を奪われてはいけない
そのプロセスの中にある事そのものが、これからの社会のあり方を作っていくのだから
楽しく、フェアにやらないと本末転倒になってしまうという事だと思う


アイリーンさんはこんな事を求めて水俣の事を国内外に広めて行きたいと思っていると言います
そして、プルトニウムによってまた公害、環境汚染が繰り返されようとしているので、それを止めて行きたいと思う!六ヶ所の再処理工場は止めなくてはならない、でなければ日本人は何も学んだ事にならない!と


アイリーンさんの言葉、書かれたレジメを元に書いているので大きな違いはありませんが、流れで読める様に前後させたりはしているのでご了承下さい


この日伺ったお話は、どれを取ってもその通りだなぁと思うと同時に、そのお人柄に大変感動した神無月でした
(いつもはもっと読みやすくなるよう見直すのですが、今日はやりません、寝ます)
水俣病 | 01:29 | author 神無月好子/かんなづきすきこ | comments(0) | trackbacks(0)
広瀬隆さんのお話
広瀬香美は離婚しましたね


日曜日、歴史を含め、今の日本国民が多いに知らなければいけないのでは!!という広瀬隆さんのお話を伺ってきました


戦争なんか起こって欲しくない人にはぜひ知って欲しいなと思います


今、教育基本法の改正(改悪)やら共謀罪の設立やら、とんでもない憲法改正が行われようとしています


しかも、防衛省になんてなったらいったいどうなるのか!?


今の議員を調べると、戦前戦時中に大弾圧をやってきた人の子息たちばかりだと言います


現在の政治家を選んだ国民は、日本全体の経済と世界情勢を理解していない


どうして多くの国民が、こんなに無知になってしまったのだろうか。。。それは大都市の報道メディアの無責任さに全ての源があると思う


政府に都合のいい事ばかり言っている
海外できちんと報道されている事は日本では報道されていないんです


日本では、日本とアメリカのニュースばかり流している、
これでは日本人はバカになって当然です


日本は世界で孤立している
もっと言えば、日本、イスラエル、アメリカは世界で孤立しています


ユーラシア大陸全土で、日本はバカにされているんです


(私は、黄色人種だからという差別でバカにされているのではないと思う。日本人の意識の低さ、礼節のなさ、軸のなさではないでしょうか)


大きな都会とアメリカのような経済大国、
日本で言えば東京、大阪、名古屋、で地球の生命が成り立っているわけではない、それはほんの一部です


首都圏の東京、神奈川、千葉、埼玉を合わせると人口は1/4も集まってはいますが、
面積では日本全体の1/28、北海道のたった1/6です


東京都の食料自給率は、恥ずかしい事に1%でしかありません


北海道から沖縄まで、
全ての人の能力と自然とエネルギーを活かして初めて、
この四季に富んだ実りある豊かな日本が活かされるのではないでしょうか


政治の貧困と経済の疲弊は大都会人のエゴがもたらした悲劇です


青森県でも沖縄でも連日報道されている、再処理工場や辺野古基地移転の深刻な問題も、
この東京で報道される事はありません


という事は、日本人のほとんどが知らないという事になります
大都会のマスメディアが最も無責任だからです


小泉政権が作り出した巨大な国家負債と、地方の崩壊を放任し続けて、
危険な核保有願望のある阿部政権の誕生をもたらしたマスメディアの責任は重大です

***************************

明治維新から、変になってきました


日本は昔から神社を崇拝し仏を拝んできた、それが日本だったのに、
無理矢理「国家神道」をかかげてしまいました
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%A5%9E%E9%81%93


いろいろ調べているうちに、悪い奴らは一つになって動いているというのは抽象的ではない、とわかってきました


現山口県(長州藩)に、「変な人達」がいました
(山口県民の非難ではないので、山口県の方はごめんなさい)


彼らは、全部一族、近親者です


元をたどると、その8名、全部「吉田松陰」に辿り着きます


1、伊藤博文
2、山県有朋
3、桂太郎
4、寺内正毅
5、田中義一
6、岸信介
7、佐藤栄作


そして、安倍晋三は、長州が生んだ8人目の総理大臣です


1〜7、彼らは全員が重大な戦争犯罪者です


そういう血筋である事を安倍晋三は誇りに思っているのです・・・


日本の軍隊は「国家」を守って来たのであって「国民」を守ってきたのではありません


そして、これが実は原発と大きく関わっています


原発というのは電気も生み出しますが、それはあくまでも副産物です


原発は、原爆=核兵器をつくるために開発されたものです


それは、日本と長崎に落とされました、実験でした


「でも今は電気を生み出しているんだから」と思ったら間違いです
日本には明らかに軍事目的で導入されたんです


それを、読売新聞の正力松太郎やアメリカの工作員のワトソンが組んで、
さも「電気を生み出すための平和利用です」とメディア戦略をして国民をだまし、導入していったのです


そんな形で導入された原発は、現在日本に55基にもなってしまいました・・

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岸信介は、自衛権の範囲内であれば防衛用小型核兵器は合憲であると表明したんです


国民の猛烈な反対を押し切って自民党が日米安保条約をアメリカで強行採決した時に起こった
33万人が国会議事堂を取り囲む史上空前のデモの際に



自民党の依頼で、
児玉誉士夫らが右翼と暴力団(稲川会:石井進)らを大量動員し弾圧
(政府が暴力団に国民を弾圧させるなんて、最低だよね)


日本に始動した原子力産業をただちに「軍事計画」に踏み込ます、
「核兵器であろうと通常兵器であろうと保持するのはかまわない」
憲法違反ではないと言い放っていたんです


(だから、私達は、原子力発電をPRしているCMや広告に騙されてはいけないんです)


そして、佐藤栄作内閣の時には、
「核燃料再処理工場」の建設を許可したんです


再処理工場は、原発の中で生まれた
プルトニウムという猛毒核兵器物質を取り出す施設です


安倍晋三も小泉内閣官房副長官の時に、
「小型であれば原爆の保有も問題ない」とまで言っていたんですよね、すでに
「日本は核戦力を持つ事だって許されている」とまで言っていたそうです


国際法でそれは無理です、総理がそんな事も知らないってちょっとヤバい
そんな知識のない人に日本国をまかせておけないんですけれども

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まぁ、長々と書きましたが
維新派、薩長同盟は最悪、
つまりは、吉田松陰から発した一族は、戦争大好き!
これからの戦争には核兵器が必要不可欠だから
その設備を導入しておこうと岸信介、佐藤栄作で準備
そして安倍晋三が現在核兵器を保持しようとしていると


日本には、原発がいっぱいあるし
再処理工場も作ったからプルトニウムも取り出せるし
いつでも核兵器を国内で作る能力はありますよ、と


そういう事なんですよね・・・・・バカですよね

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アメリカ、イスラエル、日本が世界で孤立していると言っても、
あまりピンとこない国民の方が多いのでは


ベネズエラのチャベス大統領が9月20日に国連総会でした演説をご存知でしょうか


彼は、国連総会の中で、ブッシュを名指しで「悪魔」と言いました


アメリカをあからさまに非難しましたが、
他のどの国もアメリカを擁護せず、逆に拍手喝采でした


無能な日本のマスメディアは、この国連の雰囲気に驚いたようです
どこまで国際情勢に無知なのか・・・


他の国は驚きはしません、拍手喝采です


それどころか、非難されたアメリカのメディアでさえ、チャベスを非難せず、
国連を包んだ雰囲気をアメリカ人は理解しなくてはいけないと、きちんと世界情勢を解析したコメントを掲載しました


でも日本のテレビや新聞は、何の解析もしていないのです


前無能総理大臣、小泉純一郎が歴史に残した業績は、
再び日本をアメリカの占領統治下にあると宣言した
卑屈きわまりない行為だけ・・・


現在、それに輪をかけて無能の総理大臣安倍晋三が、
日本が手を結ぶべき国家の筆頭にアメリカを挙げている・・・・チーン


チャベスが言うすでに無用の長物の「国連」に対して、
せっせと北朝鮮問題を持ち込んでいるのが日本です


日本では北朝鮮をものすごく非難する報道ばかりです
けれど、世界ではどうでしょう?


日本が拉致被害者が5名帰って来たと報道し、北朝鮮を思い切り非難していた頃、
他国では「北朝鮮と韓国、南北の鉄道が繋がった」という温かいニュースを報道していたのです


韓国は北朝鮮と険悪、実際そういった所は多々あるでしょうが


韓国の世論調査で「もしアメリカが北朝鮮を攻撃してきたらどちらを守る?」という問いに7割が「北朝鮮」と答えました


日本に住んでいるとメディア上の悪者は北朝鮮ですが、
アジアに出れば、絶対の悪者は日本なのです


小泉純一郎という子供の良識も持たない人間が総理大臣を務め、
多くの国民がそれを指示したんだから当然です


小泉純一郎と靖国参拝した人数は25万人にも登ります、
「参拝して何が悪い」と無神経な事を言った小泉と共に参拝するのです
これでは日本が嫌われて当たり前です


1937年の日中戦争開戦から敗戦までの8年間だけでも、日本人が起こしたアジア侵略戦争によって亡くなった人の数は
少なく見積もって
アジア人1700万人
日本人310万人です


それ以前にあまり歴史では教えられない侵略があります、その人数は上記にカウントされていません
それも含めたらいったいどれだけの人数になるのでしょうか


1875年江華島事件で日本が朝鮮に侵入に(朝鮮の人を殺して)上陸
1894年に日清戦争に勝利後1895年に尖閣諸島を日本領土に取り込む(多くの台湾人を殺して)
1904年日露戦争開戦したが、戦地は満州
1905年に竹島を島根に編入したので、今しきりに竹島と言っていますが、岩ばかりで人も住んでいないような島、そして日露戦争に勝利し韓国を奪う、、、


尖閣諸島の台湾人大量殺人にも、兒玉源太郎など長州人が関わっています

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今のどうしようもない日本


歴史を習う時に
日本は日清日露戦争まではよかったが、それ以降ダメになった」と教えられる事が多いですが


名だたる物書きのこの嘘が、これまで史実であるかのように言われて来た所に最大の原因がある・・・・


全ての間違いは明治維新にあった


明治維新をしたのはクズばかりだった


さも、明治維新があったから、国際交流が生まれ発展したように言うけれど


港を開いたり近代化をしたのは、幕末の幕臣だったのです


明治維新なんてしなくても、すでに近代化していたのです!!


それに、明治維新をした維新派は、何にもできなくて、四民平等を確立する能力がないから、幕末の幕臣を呼び戻してやってもらったというのです


新撰組を、人斬り集団と書く人もいますが、
こういった事実を見て行くと、
変な明治維新から日本を守ろうとしたのだな、と感じます

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いろいろな事が絡み合い、いろいろな話を伺い、書いたので、
かえってわかりにくかったでしょうか?


でも、私は歴史的な流れも世界情勢も公害も含めて、
やはり六ヶ所村の再処理工場は全ての面で稼動させてはいけないな、と改めて思い直しました


ぎじろくだから、そんなにまとめて書いていないので、ここまで読んで下さった方がいたら、
わかりやすく書いてなくてごめんなさい

政治問題 | 01:01 | author 神無月好子/かんなづきすきこ | comments(2) | trackbacks(0)
六ヶ所村ラプソディー


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鎌仲ひとみ監督が青森県六ヶ所村に通い2年間地元の人と触れ合いながら撮ったドキュメンタリーの予告編です


2007年1月6日から、ポレポレ東中野で5週間アンコール上映されますので、ぜひ多くの方に見て頂きたいな〜って思います



- | 23:16 | author 神無月好子/かんなづきすきこ | comments(0) | trackbacks(0)